イムノキャップ総IgE は、ヒトの血清または血漿の IgE 総量を測定する体外診断薬です。 IgE 抗体はアレルゲンへの感作の結果として生じるため、IgEの総量を測定することは、アレルギー性疾患の診断、経過観察に有用です。 特に問診から 原因アレルゲンが特定できない患者様がアレルギーであるか否かの診断、または多数のアレルゲンに監査されている患者様の経過観察に有用です。
期待される試験値
総 IgE 値は年齢に関連しています。血清中の総 IgE 値は小児期に増加し、10歳頃、成人期を通し維持されるレベルに達します。
| 年齢 | 幾何 平均 (kU IgE/l) | + 1 SD (kU IgE/l) | 年齢 | 幾何 平均 (kU IgE/l) | + 1 SD (kU IgE/l) |
| 週 |
年 |
| 6 |
0.6 |
2.3 |
2 |
5.7 |
23 |
| 月 |
3 |
8.0 |
32 |
| 3 |
1.0 |
4.1 |
4 |
10 |
40 |
| 6 |
1.8 |
7.3 |
5 |
12 |
48 |
| 9 |
2.6 |
10 |
6 |
14 |
56 |
| 12 |
3.2 |
13 |
7 |
16 |
63 |
| |
8 |
18 |
71 |
| 9 |
20 |
78 |
| 10 |
22 |
85 |
検体の採取および作成
- 静脈血または毛細管血からの血清および血漿(EDTAまたはヘパリン)の使用が可能
- 標準的な方法を用い血液検体を採取する
- 1週間までは2~8℃、それ以上は-20℃で貯蔵する
- 凍結と融解の繰り返しは避けること
重要事項
あらゆる診断検査同様、最終的な臨床診断は単一の検査法による結果のみを基準に下すべきではありません。医師は、あらゆる臨床所見および検査所見を評価した上で、診断を下す必要があります。
参考文献
Johansson S.G.O., Yman L. In Vitro Assays for Immunoglobulin E. Clin Rev Allergy 1988;6(2):93-139.